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在来工法 |
在来工法 ( ざいらいこうほう) |
在来工法 ( 木造軸組工法 ) とは、わが国伝統の工法で、地域の気候・風土にあった特徴を加味して一般の大工や工務店により建設されてきました。木材の柱やはりなどの横架材を組み合わせて加工し、これを基本として壁、床、屋根などを付加して全体の構造を構成します。窓などの開口部を多く設けることができるほか、木の持つ自然素材により精神的・物理的な利益を受け、それを味わい楽しむことができます。その反面、できるだけ釘を使用しないで木材を組み合わせて構造体をつくるので、木材の加工には熟練した技能を必要とするほか、構造体を構成する木自体が燃えやすいなどの欠点を有しています。単に木造と呼ばれる場合には、通常この在来工法
( 木造軸組工法 ) を指します。 |