飲用水、電気及びガスの供給設備並びに排水のための施設は、生活を営む上で必要不可欠な施設であり、その設備の状況及び整備の状況は、これからマイホームを実現しようとしている方には重大な関心事です。これらがすでに整備されているか、整備されていない場合は、いつごろから使用可能になるのか、現地で状況確認と合わせて調べることが必要です。下水道に関しては、まだまだ未整備の地域も多く存在します。下水道が未整備の場合、いつごろから下水道の使用が可能となるのか、また下水道が使えない場合などは、合併処理浄化槽が必要となり、補助金の有無や工事費
( 建築費に含まれる ) などについて、事前に調べておくことも大切です。水道に関しては、当該土地の近くに公営の水道本管があるかどうか、水道本管から土地までの引き込み管
( 分水管 ) があるかどうか調査してください。また、当該土地のための水道、ガス、下水道などの埋設管が他人の土地を通っていないか、当該土地に他人の埋設管が通っていないか調査することも忘れないでください。その際、当該土地に関係のある埋設管の口径や埋設位置
( 距離 ) なども調査が必要です。土地から各施設の埋設管の位置や距離によっては、住宅を建てる際に、費用が通常よりかかる場合がありますので、土地の価格と照らし合わせてみることも必要となります。次に、もう1つ確認して頂きたい供給設備があります。電柱、電線の位置、高圧送電線です。現地を見たときに住宅プラン及び土地の利用などで障害にならないか必ず確認してください。わりと現地を見ても確認をしない方が多いのでこの点については忘れないでください。
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