「良い土地」と言うことでいろいろな文献を拝見すると「日当たりが良い、地盤が良い、風通しが良い、東南角地、供給・排水施設が整備されている、土地に接する道路が良い、買物に便利、交通の便が良い、眺望が良い、公共施設が近い、医療施設が近い、将来性がある」など土地の良い条件について採り上げているものがたくさんあります。また、良い土地の条件で考えてみるとたくさんの条件があるようです。では、この反対の条件が1つでもあると「悪い土地」になってしまうのでしょうか。そうとは言えないと思います。実際、いろいろな土地を取扱っておりますが、いまだに良い土地と言われる好条件だけが揃っている土地を取扱った経験がないような気がします。地域によっては、豊富にあるのかもしれませんが、この好条件に人それぞれの希望条件が加わっていくと好条件で完璧な土地は無いと思います。いろいろな土地を拝見して「良い土地だな」と想う土地は、良い条件の割合が高く必ず悪い面もあります。土地を選ぶ際に、あまり良い土地の条件ばかりにこだわり過ぎると、ある不動産業者が紹介した希望条件に近い物件を「うっかり」逃してしまうことがあります。土地の悪い面ばかり気にしているとなかなか土地を選ぶことが出来なくなるものです。良い土地は他の人から見ても良い土地です。また、良い土地は不動産広告に掲載される前に売れてしまうことが多いとも言われています。土地を探し始めてみると徐々に「良い土地があまり無い」という現実に気付かされることもあります。ここまで読んで戴くと好条件の完璧な良い土地は、この世に存在しないと言っているようなものですが、土地には良い面も悪い面もあるということを憶えておいていただきたいと思います。これから土地を探す方が、「良い土地」を購入したいと想うお気持ちはよくわかりますが、良い土地であまり悩み過ぎないようにしてください。土地選びで大切なことは、自分たちのマイホームを建てるのに支障がなく土地に欠点があっても対処できる土地です。それから、何よりも「家族が住みやすい環境の良い土地」と言うことになるのではないでしょうか。
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