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今となっては昔話かもしれませんが、好景気のときの留萌市内の土地の相場は、町の規模から見ても高値でした。地方から来た方も驚くような相場でした。商業地近郊の住宅地の相場が１坪あたり10万円以上の値がついていることが多く、ある地域では１坪あたりの価格が15万円以上の値がついたところもありました。角地、日当たり、道路条件、面積、土地の向き、供給施設の整備状況など同じ地域にあっても土地の条件によって価格に差が付くのが一般的ですが、留萌の場合、土地の条件がどうあれ同じ地域にあれば不思議と同じくらいの価格が付き、地域性と利便性の差で価格に差が付く程度でした。当時は、特に売り手市場が強く需要と供給のバランスがよかったのか、留萌市内の土地の相場は予想外に高騰していきました。最近、取扱っている土地の隣接地の方とお話をする機会があり、当時、購入した土地の１坪あたりの価格を聴いて驚くことがあります。不動産業者としてある程度、当時の相場をふまえているつもりでしたが、それ以上の価格で土地を購入している人が多いのです。特に当時は、個人の方から土地を購入するケースが多く、不動産業者が付ける価格より高かったようです。留萌市内の土地の相場が高値だったときに、土地を購入しマイホームを建てた「留萌人は、すごい」と想う今日このごろです。
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