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土地の相場は、地域で決められた絶対的な価格ではなく市場において形成される価格、買い手と売り手、需要と供給によって成立し市場や経済状況によって変動するのが本来の姿です。まさに留萌市内にある土地の相場は、景気の影響を受けています。あまり人気がない地域では、好景気のときの実勢価格の3分の１以下の価格でも土地は動かない。人気のある地域では、好景気の時の半値位でやっと土地が動く程度です。ここ最近では、1坪あたり10万円以上の値が付いている売地情報を聞いたことがありません。現在、売りに出されている土地の価格は、相場と言うよりも売主の考え方や事情又は、買い手市場で土地の価格が設定されていることが多いような気がします。たとえば、「土地を所有しているが、必要性もないので早く売却したい。景気が低迷しているのでこれ位の価格だったら購入してくれるだろう。」と言ったようなケースが目立ちます。しかし、留萌市内に土地を所有している売主の中には、「土地の価格が下落傾向にあっても、ある価格以下なら別に急いで売らなくてもよい。」と言った所有者もおります。このような事情によって、ここ最近、同じ地域でも１坪あたりの土地の価格に大きな差が生じることがあります。同じ地域でも土地の条件が違えば、多少価格に違いがでてくるのが一般的な考え方ですが、売主の考え方や事情によって価格に大きな違いがでてくるほど、留萌市内の土地の価格にバラツキがあり、土地の相場がどこへ行ってしまったのかと思う次第です。また、好条件の土地ではおもしろい現象があります。留萌の売主相場なのか、地域性によっては違いがあるものの、1坪あたり○万円はキープしようといった最低ラインの価格があるようです。売主の間で調整したわけでもないのに、この価格以下で売り出されている土地があまりないということは、これが最低ラインの相場なのかもしれません。
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